当法人は、世界に誇るラムサール条約登録湿地である中海・宍道湖とその流域をフィールドに活動を展開している。多様な主体(地元住民、教育機関、企業、市民、行政、専門家)が連携し、中海・宍道湖干拓淡水化事業(日本で初めて中止された公共事業)によって離れてしまった人々の関心を取り戻し、かつての湖と人々の親しい関係を再構築するための活動を行うことにより、豊かな恵みを感じられる持続可能な社会の実現に貢献することを目的とする。
設立当初から島根大学の専門家を中心に行う「中海の浚渫窪地の環境修復に係る調査事業(2007~)」の研究実績がある。この事業は、電力会社の協力を得て火力発電で発生する石炭灰を有効活用した製品(Hiビーズ)を窪地に投入し、硫化水素などを抑え、生態系の変化・埋め戻し方法の検討・モニタリングを行うものである。 その後も専門家を中心に事業を行っていたが、自然再生の継続には研究に加え、中海・宍道湖の恵みを地域の人々が享受し、次世代に継承する必要があると考え「海藻・水草(以下海藻類)の回収と活用事業(2011頃~)」を展開している。この事業では海藻類を地域資源と捉えて展開し、多様な主体(地元住民、教育機関、企業、市民、行政、専門家)との連携も実現した。このように当法人は研究と活動の2つの視点を持っている。
また、数々の活動を通して市民参加フィールドづくりを念頭に「中海・宍道湖の食を広めよう会」からは恵みを味わうことから市民の皆さんが活動に興味を持っていただける入口として広がりを感じている。
なかうみちゃんブログ:https://blog.canpan.info/shizensaisei/
団体連絡先 | |
---|---|
代表者名: | 松本一郎 |
FAX: | 0852-61-0900 |
Tel: | 0852-21-4882 |
E-mail: | info@sizen-saisei.org |
HP URL: | http://www.sizen-saisei.org/ |
担当者名: | 石塚のり子 |